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TAMのブログ

長文を書きたいとき用に

投票時セリフからみる「喜多見柚と総選挙」

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4月10日より開催されている「第6回シンデレラガール総選挙」では、アイドルに投票するとそのアイドルからのメッセージを受け取ることができます。内容は選挙への意気込みだったり、プロデューサーへの感謝だったりとアイドルによってさまざまで、各々のアイドルの思い・考え方の一側面を知ることができます。
この記事では、私の担当アイドルである喜多見柚の投票時セリフの変化と総選挙におけるこれまでの柚の歩み、そしてそこから見えてくる柚の心境の変化について、筆者なりに考えて書いていきたいと思います。

 

目次

 

 

2連続圏外からの初ランクイン

 喜多見柚の投票時セリフはどんなものだったのでしょうか。第1回から順にみていきましょう。

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 初回の総選挙では、多くのアイドルの中で自身を選んでくれたことへの感謝を述べています。
柚は「クリスマスに街をぶらついていたところをアイドルにスカウトされた」という経緯があり、特に初期のカードはスカウトしてくれたプロデューサーへの感謝を伝えるセリフが数多くあります。第1回は無課金で手に入る投票権が2枚しかなかったことを考えると、当時いたアイドル145人もの中から改めて自分を選んでくれたことは、柚にとって大きな喜びだったでしょう。

"女の子なんて星の数ほどいるでしょ? でもアタシの事、人込みの中で見つけ出してくれたのは…○○サンだけなんだよっ!" - 喜多見柚

この第1回総選挙において、柚は圏外でした。 

 

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第2回では、投票してくれたことへの感謝を再び述べるとともに「トップアイドルになってもPサンのアイドルでいたい」とプロデューサーに対する親愛を伝えてくれます。
第1回とは違い、仮定ではあるものの総選挙の結果に言及しています。2回目の総選挙ということで、本人にも「総選挙に参加している」という自覚ができたのかもしれません。この総選挙で高い順位になり自分の環境が大きく変わったとしても、プロデューサーと共に在りつづけたい、という彼女なりの思いを言葉にしてくれています。

"○○サンがいてくれるだけでアタシ頑張れるんだ、へへっ!" - [ハロウィンヴァンパイア]喜多見柚+

ただ、「トップアイドルになったら」という仮定を口にしたのは、トップアイドルというものに対する実感のなさの表れだったのかもしれません。
順位発表が30人から50人に増えたこの第2回においても、柚の順位は圏外でした。

 

しかし、柚は折れません。

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第3回では、プロデューサーからの期待を背負いたいという言葉を口にします。
期待されていないのはイヤだ、どうせ無理だと思われたくない。上を目指せると思われたい、思われるような自分でいたい。そんな気持ちの表れなのではないでしょうか。そこそこという注釈付きではありますが、柚はこの第3回で初めて、自らが上を目指す存在でありたいと口にするのです。

" ○○サンがアタシを選んでくれた理由、ようやくわかった気がするんだっ。今の柚、たぶんすごくイイよね。もっと輝きたいな!" - [イノセントカジュアル]喜多見柚+

柚が初めて「総選挙で競うことに対する意気込み」を語ったこの第3回総選挙において、柚は38位、自身初のランクインを果たします。

 

階段を上っていた柚の「急変」


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第4回ではついに「トップを目指すのも悪くない」という明示的な言葉を口にします。「悪くない」というやわらかな言い方ではありますが、「トップになったら」や「期待されていたい」といった間接的な言葉でなく、「目指す」という直接的な言葉が第4回にして初めて柚の口から発されたのです。

実際、この第4回では33位、Pa内では9位にランクインし、CDデビューも射程に入るラインまでこぎつけました。

 

しかし、第5回の総選挙で、柚の様子は一変します。

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「多くは望まない」「それなりにがんばって、それなりにハッピー」「そんなアイドルも求められているはず」……。これまで少しずつ芽生えてきていたはずのトップアイドルを目指す気持ちを、真っ向から否定するような言葉が並んでいます。

それだけでなく、モバマスで登場したカードにも同様の傾向がありました。第4回終了後、現在まで[ホップステップサマー] [桃園花娘] [ひらめき☆アンサー]の3つのカードが新規追加されていますが、これらのカードのセリフの中に「アイドルとしてもっと頑張りたい」といったような、上を目指そうという気持ちの表れたセリフが全くといっていいほど見当たらないのです。これまでのカードや投票時でのセリフの流れから考えると、これらは明らかに不自然なことです。

" シャボン玉に夢中になっちゃった。でも、遊びでリラックスした表情も柚の魅力かなって♪え、それは事実?…ありがと、○○サン" - [ホップステップサマー]喜多見柚

第5回の結果は11位と大きくランクアップしたものの、Pa内順位では中間3位→最終4位でした。あとわずかの所でCDデビューを逃してしまいましたが、「それなりにハッピー」を望んでいた彼女からすれば、これは望み通りの結果だったのでしょうか。 

 

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今回の第6回では、とうとう総選挙の結果に対する言及すら無くなっています。それどころか「そんでー、この後はデザートをご馳走してもらえたり?」などと言い出し、あからさまに総選挙から話題を逸らそうとしています。
一体柚に何があったのでしょうか。

 

めざさない、トップアイドル

第4回の総選挙終了後、柚はトップアイドルを目指すということを否定し始めます。これまでに少しずつ見せていた「上を目指す気持ち」を、シンデレラへの階段を上り始めたまさにその瞬間に放棄してしまったのです。

 彼女の中で、一体何が変わっていったのでしょう。柚はトップアイドルになることを諦めてしまったのでしょうか?

 

いいえ、そうではありません。彼女の変化は、決して逃げや諦めなどではなかったのです。

この行動の変化の理由、その答えは、今年2月にデレステにて実装されたSSR [ハイテンションスマッシュ] にて明らかになります。

 

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柚はこのSSRの特訓エピソードで、「目指さない、頑張らない」がポリシーだと、そしてそれは「最初から」だったと話します。つまり、アイドルになる前から今に至るまでずっと、柚は何かを目指して頑張るタイプではなかったということです。

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その代わりにあったのは、自分がやっている事をめいいっぱい楽しもうという気持ち。興味をもったものに飛び込んでいくことで、知らなかったものを知り、新しい楽しさを見つけていく。柚はそこに喜びを見出していました。そんな柚にとって本来、アイドルとは最高の遊び場だったのです。

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柚にとって、アイドルという世界は自分の知らなかったことばかりでした。その一つ一つがどれも面白くて、その中に自分がいられることが最高に幸せだったのでしょう。だからこそ最初のうちは、そんな世界に自分を導いてくれたプロデューサーに対しての感謝の言葉を、何度も何度も口にして伝えてくれていました。

 

しかしアイドルという世界は、同時に競争の世界でもあります。否が応でも他人と競わされる場において、いつしか柚は楽しむ気持ちを見失い、代わりに本来の目的ではなかった「頑張る」「トップを目指す」ということに囚われてしまっていたのでしょう。

もちろん、何かを目指して頑張るということ自体を否定しているわけではありません。ただ、柚にはもっと重視しているものがあった。それは「楽しむ」ということ。トップアイドルはあくまで何かを楽しんだ「結果」であって、それまでの自分が楽しかったか、それを楽しめていたのかという「過程」こそが、柚にとってはもっとも大事だった。柚はそれを思い出したのです。

 

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そうして出てきたのが、見出しにもある「めざさない、トップアイドル!」という言葉でした。

トップを目指すためにアイドルをやってるわけじゃない。大事なのは、自分がアイドルを楽しめているかということ。だからこそ目標はあえて決めない、意識しない。それが柚の達した結論だったのです。

 

第6回の投票時セリフにおいて総選挙に対する言及がなくなったのは、決してトップアイドルになることから逃げているわけではありませんでした。総選挙という競い合う場においても楽しむ気持ちを忘れないために、本当にトップアイドルの座が視界に入りかけている今だからこそ、そのことにはあえて触れない。はぐらかし等ではなく、これは柚なりの考えがあっての行動だったわけです。

そして、そんな自分がそのままトップアイドルになることができたら。それはきっと、自分が心からアイドルを楽しんでいたことの証。トップをめざさないアイドル柚がトップに立った瞬間、それこそが柚がアイドルを最高に楽しんでいる瞬間なのです。

 

おわりに

アイドルという世界を誰よりも楽しんでいる女の子、喜多見柚。彼女が心からアイドルを楽しんでいる姿は、見ている人も楽しい気持ちにさせてくれます。

 そんな彼女が最高に楽しんでいる姿を、もっと見たくはありませんか。

 

第6回シンデレラガール総選挙は、5/9の19時まで投票ができます。もしこの記事を読んで柚に興味が湧いて頂けたのであれば、ぜひ喜多見柚に投票をお願いします。

輝く舞台に立つ彼女の姿は、きっと貴方をも楽しませてくれるはずです。