ダイマ画像のススメ ― アイドルの魅力を伝えるために
第6回シンデレラガール総選挙、たいへんお疲れ様でした。
私の担当アイドル喜多見柚は、おかげさまで5位入賞、CV付与が確定しました。柚に投票してくれた皆様、柚を応援してくれたすべての皆様へ感謝申し上げます。
さて、担当アイドルの魅力を外に向けて発信していく、いわゆる「ダイレクトマーケティング」の手法の一つとして「まとめ画像」があります。
自分も過去に2つほど作成していました。
(3つ目は2つ目の再掲です)
喜多見柚はかわいいだけじゃない!実はシンデレラガールズ屈指のストーリー性を持ったアイドルなんだ!というまとめ画像を作りました。柚をよろしくお願いします。 #喜多見柚 pic.twitter.com/kREmvilVo9
— TAM (@nastnnouk) 2017年2月7日
「喜多見柚ってどんな子なの?」
— TAM (@nastnnouk) 2017年4月28日
中間総合5位、Pa2位にランクインした今だからこそ、改めていろんな人に柚のことを知ってほしい!ということでまとめ画像を作りました。総選挙も残り半分、最後まで柚への応援をお願いいたします! #第6回シンデレラガール総選挙 #喜多見柚 pic.twitter.com/IQwldPj89b
祝・第六回総選挙5位!喜多見柚のことをもっと多くの人に知ってもらうために、基本情報のまとめ画像を用意しました。今からでも遅くない!柚と友達になろう! #喜多見柚 pic.twitter.com/CCz58fTNT5
— TAM (@nastnnouk) 2017年5月15日
この記事では、自分がダイマ画像を作るにあたって気を付けたこと、思った事などを書いていこうかと思います。
別に私はダイマの達人でもないので偉そうな事を言える立場でないのは重々承知していますが、この記事が誰かの参考になれば幸いです。
ダイマ画像の効果は?
まず、実際こういうダイレクトマーケティングがどの程度効果があるのか?という点について。
twitterでは「アクティビティ」というのを見ることができ、ツイートがどのくらいの人に見られたのかを確認できます。それによると1つ目のツイートは記事投稿時点でのべ67000回ほど見られており、画像は5000回程度クリックされています。2つ目と3つ目のツイートは各30000回程度見られており、画像は各2000回ほど見られているそうです。
自分のケースでは大体1リツイートにつき100回程度ツイートが見られ、10回弱程度画像がチェックされているようです。画像を最後まで全部見てくれた人、とまで考えるとさらに半分以下とかになりそうですが。
ただ、「記事を投稿しました」というツイートのリンクをクリックしてくれた人(つまりtwitter経由でこのブログの記事を読んでくれた人)は多くて1記事300回とかだったので、少なくとも必死こいて数千字のブログを書くよりもよっぽど沢山の人に見てもらえるので、そういう点では「効果が高い」と言っていいと思います。
さらに、僕はやっていませんが、ダイマ画像をおーぷん2chなどの媒体にそのまま載せられるという大きな利点があります。もしそのダイマ画像がまとめブログに掲載されれば1日数千~数万のPVが(多分)ある媒体に画像が載ることになるので、より多くの人、またtwitterをやっていない人やtwitterでモバマスの情報収集を積極的にやっていない人にもリーチすることができるでしょう。
絵を描けない、小説・SSを作れない人でも、まとめ画像を作ることはさほど難しくないと思います。効果的にダイマをしようとするなら色々頑張らないといけない事は当然ありますが、費用対効果という面で言えばかなり効率がよい方法である事は間違いないです。
画像作成ツール
PCであればPowerPointなどのプレゼンテーション用ソフトが圧倒的にオススメです。
Photoshopなどを持っていて使えるなら勿論それで良いですが、「何を使えばいいのか分からない」という人はとりあえずPowerPointを使うとよいと思います。Officeを持っていない人でも、OpenOfficeやGoogleドライブなどの類似の無料ツールは色々ありますし。
また、PCに不慣れな人はスマホだけでまとめ画像を作成することもできます。
僕自身はあまりやった事がないので詳しくは言えないのですが、コラージュアプリや文字入れアプリを上手く使うことでスマホ内だけで画像作成を完結させることも可能です。ただPCが使えるのであればそっちの方が色々便利だとは思いますね……
ダイマ画像の5W1H
よく使われる考え方ですが、ダイマまとめ画像について改めて5W1Hを考えてみましょう。
What?(何を)―アイドルの魅力を伝えるに決まってるじゃないか、と思うかもしれませんが、ではどういう魅力を伝えたいのかという質問にしっかり具体的に答えられますか?
主張を人に向かって伝えるのであれば、その主張を具体的にすること、そしてなるべく主張の範囲を絞ることがとても大事です。一度にあれもこれも言おうとせず、何か1つ2つ程度のポイントに絞っていくことで、他人に伝わりやすくなります。
Who?(誰に)―ダイマを伝えたい対象も様々です。相手の担当アイドルの知識はどの程度なのか?ここで注意したいのは、一度に全員に向けてアピールするのは無理だということです。無理に多方面に向けようとすると主張があやふやになる事も多いので、ほとんど知らない人向けとか、ちょっと興味あるんだけど…という人向けなど、ある程度対象を絞ってダイマしていく方が効果的だと思います。
Why?(なぜ)―担当アイドルの魅力を伝えるため、というのは変わらないと思いますが、なぜ伝えたいのか?という点は人によって変わってくると思います。総選挙で上位に入りたい、2次創作が増えて欲しい、担当を増やしたい、とにかくうちのアイドルがカワイイことを伝えたい、など……目的をはっきりさせることで、どういう方針で画像を作っていけばいいのかが見えてくると思います。
When?(いつ)―思い立ったが吉日、なので時期はあまり気にしなくてもいいと思います。ただ、公開する時間帯はちょっと注意した方がいいかもしれません。Twitterや2chのアクティブが多いのは21時~23時ごろと言われているので、その辺りを意識して公開するとよいでしょう。
Where?(どこで)―媒体はTwitterかおーぷん2chになると思います。裾野は広い方がよいので両方投下するといいでしょう。駄目で元々ですし。
How?(どのように)―一口に画像といっても様式は様々です。画像が主体だったり文字が主体だったり、全体の色合いとか、理性的にアピールポイントを挙げていくのかそれともとにかくカワイイを連呼するのか、など……色々考えることは多いので、適当に決めず自分なりに色々考えるのは大事ですね。
特にWhatには限界までこだわりましょう。伝えたいことは本当に沢山あると思いますが、それを我慢してギリギリまで内容を簡潔にすることが、人にものごとを伝える上ではとても重要です。
どうしても主張が絞れないのであれば、ダイマ画像を2つに分けましょう。たくさんダイマを作ることで自分自身の知名度も上がります(実際個人に「○○のダイマをしてる人だ」という印象がつくのはかなり強いです)。一度にたくさん伝えるよりも、何個か小出しにしていった方が効果は高いと思います。
気を付けたこと色々
自分が画像を作る上で実際に気をつけたポイントを箇条書きで書いていきます。
・合計4枚以内に収める。さらに言えば少なければ少ないほどいいです。
・画像は縦長にする。大抵の人はスマホで画面を見てるし、PCなら縦長でも十分読めるはず。
・文字はできるだけ大きくする。ズームしなくてもスマホでぎりぎり読めるくらいが小ささの限界だと思う。ズームしてまで文字を読む人は少ない。
・当然字数は減るので、画像1枚あたりの情報量はギリギリまで減らす。担当アイドルについて色々伝えたい事はあるはずだが、一番伝えたいこと以外は全部カットすべき。注釈も基本的には全部いらない。多少誤解を招く表現になってしまったとしても、主張がシャープな方が伝わりやすい。あれもこれもと詰め込んでしまうと、全体がごちゃっとして主張が曖昧になるだけでなく、そもそも画像を見てすらもらえなくなるリスクも高まる。
・文字だけでなく画像もギリギリまで減らす。1枚目が仮完成のもの、2枚目が「ちょっと多いな」と思って減らした完成版。かなりすっきりして見やすくなったと思う。
・文字のフォントには出来るだけこだわる。フォントが悪いと一気に雰囲気が台無しになるので、少しでもしっくりくるフォントを探そう。
・読みづらいデザインはそれだけで不利。全体の色合いや、文字の可読性などに気を付けること。背景を柄入りのものにするのもあまりオススメできない。PCで作っているのであれば一回スマホで表示してみてチェックする等した方がよい。
・公式セリフのスクショは文字が小さくて見づらい。特にデレステはスクショから台詞を抜き取ってくるとまずズームなしには読めない。なるべく自分で書き起こすようにした方がよい。
上で挙げたものはスクショを直貼りしていたが、こちらはセリフを書き起こしたもの(下部赤字)。可読性がだいぶ上がっているし、スルーされる率もだいぶ下がっているのではないかと思う。ただ当然スペースは多く取ることになるので、セリフは厳選すること。
・ただ内容を羅列するのではなく、一連の画像に「流れ」を作ると最後まで読んだ時の印象がだいぶ変わる。一番わかりやすいのは「起承転結」で、自分の作ったダイマ画像ではこれをかなり意識して作った。
・視線の動きを意識するとよいかもしれない。例えば下の画像の1枚目ではテキストをまっすぐ一列に並べているが、2枚目では敢えて途中で切って左右に分けている。
1枚目のような形だと画像をしっかり見てもらえない可能性が高い。2枚目のようにあえて視線の移動に切れ目を設けることで、画像をしっかり認識してもらえる可能性が高まる。……と思う。
とりあえずこんな所でしょうか。何か思いついたら追記します。
おわりに
ダイマ画像を作ることの魅力は、それ自体が面白いとか、リツイートやいいねがもらえて承認欲求が満たされるというだけではありません。ダイマをする過程でいろいろ考察を重ねることでアイドルへの理解がさらに深まること、そしてそれにより担当アイドルの事がもっと好きになるということが何より一番楽しいと感じています。
好きなアイドルのことについていろいろ考えを巡らせるのはとても面白くて楽しいものです。アイドルをダイマすることの楽しみを、皆さんにも感じてもらえると嬉しいです。
そして、いろんなアイドルのダイマが出回るようになって、アイドルの魅力をもっと皆が知ることができるようになれば、シンデレラガールズの世界がもっと広く、楽しいものになるはず。私はそれを期待しています。
あなたの担当アイドルのダイマ、お待ちしております!